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スピンドルシャフトのベアリング化の検証

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此処数日だいぶ緑も濃くなり暑さも徐々に増してきて夏が近づいている事が感じられる様になってきました。

ここ数年はアナログプレーヤーの検証と改造の記事が多いのですが、もうほどんど完成した音になってきて変更するところは極わずかとなってきています。

そんな状態の中で、今回もプレーヤーの検証の記事になります。
プレーヤーの常識として以前より「スピンドルシャフトは太くて長い方が音が良い」と言われてきました。
しかし、私は「細いスピンドルの方が音は良いはずだ」思っていたのです。
それまでに実際には自らが直接比較して実験したわけでなかったので絶対とは言い切れなかったのですが、太さの違うスピンドルシャフトを数点用意して比較したところ、『細いスピンドルシャフトの方が圧倒的に音が良い』という事が間違いない事が判ったのです。http://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/26475246.html

メーカーの製品には高額なものにスピンドルシャフトが太い物が多く、中には20mm以上もある極太のシャフトの物まであります。この様な物を見ると「メーカーは音の検証も比較もしていないのではないか?」と疑いたくなります。
スピンドルシャフトの検証実験の結果では回転抵抗の少ないものほど音が良い事が分かましたので、できる限り軽く回る様に工夫をすれば良い事が分かります。

普通はスピンドルシャフトはシャフトの面とシャフトを入れるスリーブの面が接する部分にオイルが介在し滑る事によって回る『滑り軸受』が使われています。スピンドル径を細くすると接する面積が小さくなり回転抵抗も少なくなるのです。
ここでもっと抵抗を少なくする方法として考えられるのはラジアルボールベアリングユニットをシャフトに嵌めて側面の抵抗を下げる方法がすぐにも頭に浮かびます。

しかし、なぜか今までこの様なスピンドルシャフトはありません。
検証もせず安易に極太のシャフトにしてしまうメーカーが回転抵抗を軽減する事など考える頭もないのかもしれませんが、丸い物が転がる場合は『ゴロ』と言うノイズを出すのが一番の理由なのではないかと思います。私もこの理由を考えると 思いついていてもなかなか実行するまでには至らなかったのです。
しかし、オーディオの常識には「太いスピンドルシャフトの方が音が良い」などと言う全くの嘘がまかり通ってしまう事を考えれば、実際に検証された結果なのかは疑わしいのです。

ならば、ボールベアリング式スピンドルシャフトの検証実験は実行あるのみです。

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