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Channel: 趣味のオーディオの行着いた先
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ダンピングファクターと伝導ノイズの記事

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久々にフィデリックス社のサイトが更新されました。

今回の記事は『ダンピングファクターと伝導ノイズ』についてですが、
技術者の方でも高ダンピングファクターやコモンモードノイズの正しい計測方が分からず、ネットに間違った内容や、推測で書かれた記事が散見されている様なので
正しい計測方や知識を学んで頂く為にも今回の記事を載せたそうです。
私の愛機『LB-4a』のダンピングファクター値40,000もどの様にして測ったのかが分かりますよ。
http://www.fidelix.jp/technology/damping%20factor%20&%20EMC.html
技術情報なので内容的には少々難しいかもしれませんが読んでみてください。

PC-70MC断線品に挑戦してみました。

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毎日地獄の様な酷暑の日々が続いていて少々参ってきていますが、皆さんの体調は如何でしょうか?

さて今回はオークションで手に入れたパイオニアの空芯カートリッジPC-70MCの断線品の修理に挑んでみました。
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今までPC-70MCカートリッジの断線品の修理は尽く惨敗していて修理は超難物だとわかっていますが あえて挑戦してみました。
購買の決め手は『右チャンネルのホット側の端子が抜けてしまい導通が無い』との説明で、コイルの根元でリードが切れてしまっているとまず修理は不可能ですが
端子部でリード切れている可能性が高いと判断したためです。
このカートリッジはもう既に幾つも分解していますので手慣れたものです。
やはり右ホット側端子部でリードが切れてしまっていました。

抜けた端子(手前下側)をエポキシで接着してからリードの長さが足りないので5mmほど端子に0.08mmの太さのホルマル線を半田付しそれに70MC本体の切れたリードを半田付しました。
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0.08mmのホルマル線に付けた70MCのリードが写真を見ればいかに細いかが分かると思います。
これで右側の導通が35Ωと左側と同じ値が出ましたので修復はできましたが音は正常に出るでしょうか?

アルテック515ウーハーの予備機購入

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毎日危険なほどの暑さが続いていましたが、今日の夕刻から急に風向きが変り気温が下がりました。少しは楽になりましたがまだまだ酷暑は続くのでしょうか?

最近はこの暑さもあり発熱の大きいA級モノラルパワー8台を要するALTECのA5のマルチアンプシステムはお休み状態で、サブ機のLo-DのHS-500でもっぱら聴いています。
昨日は久々に動かしてみましたが、やはりA5の方がメインを張るだけの音の差はあります。

このA5に使われているウーハーは購入当初は515Bがついていましたが、途中から515(A)に変更してあります。理由は515(A)の方が反応の速い軽い音質の低音が出るからです。
このウーハーのエッジはコーン紙と一体のフィクスドエッジなのでストロークが小さく、また年代が古いので紙自体が劣化していて大きな振幅が入ってしまうとエッジが切れてしまう重大な事故になりやすいのです。

実を言うと私もミスですでに片側の515のエッジが全体の半分ほど切れてしまうというトラブルになってしまい、エッジを裏から和紙で補修して音的には元通りになりましたので この状態で使っていますが、この事があってからは少々不安で、予備の515が1本あればよいかなと思っていましたところ、丁度ヤフオクに単体で出品がありました。
製造年代が古いのであまり玉数も無く、価格も515Bに比べ2倍はしますが掛け替えはありませんので思い切って購入しました。
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一枚目の画像をよく見るとコーン紙やセンタードームに白い点が幾つかある事がわかります。
これは映画のスクリーンに吹きかけた塗料の飛沫が付着したもので、このコーン紙がオリジナルである証明の様なものです。コンディションは良好な個体でしたが、巨大なマグネットの付いたこの重いウーハーを入替えるのが一番の悩みです。

MITCHAKUシェルのバリエーション

PL-31E改のメンテナンス方

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私の目標としてきた『手回しプレーヤーの音』を具現化したPL-31E改ですが、部品の供給や完成品の御依頼を頂きお渡ししました皆様には高い評価を頂戴していて制作した者としてしは何よりの幸いと思っております。
さて、このプレーヤーも暫く使ってからメンテナンスをして頂かないと知らない間に音質が劣化してきます。そうならない為にも是非メンテナンスは欠かさずお願いしたいと思います。
まず、このプレーヤーの一番の命とも言える超低抵抗のスピンドルシャフトですが、ボール・ベアリングを使ってはありますが、劣化を防止するためCRCのSUPER5-56(通常の5-56でも可)を吹きかけてあります。このオイルは粘性がとても低く私のスピンドルシャフトに使うにはピッタリのオイルですが、暫くすると揮発成分が飛んで粘性が高くなってしまいます。
粘性が上がってしまうと超低抵抗回転のせっかくの解放的な音の良さが失われてしまいます。
こうならない為にも1ヵ月に1回位はスピンドシャフトを抜いてCRCのSUPER5-56を中に軽く一吹き、上部ベアリングにも極少量を吹きかけてください。
ついでにDCモーター上部のスラストにも極少量を一吹きしてください。
徐々に増えた回転抵抗がオイルを吹きかける度に一気に解消されて音の変化に驚きますよ。私はいつもこれをやる度に感激していますから。

嬉しい便り。

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やっと異常な猛暑が一段落し、嘘の様に涼しい日になっています。体が楽ですね。

以前、私のアナログプレーヤーのブログの記事を見て『PL-31D』の改造の依頼が北海道の方からありました。
私は『PL-31E』をベースとした改造をお薦めしているのでが、「アームは別の物を使う」というのでスピンドルシャフトのベアリング化とマグネフロート化、DCモーターへの載せ替え、アームの穴位置の変更、スイッチ類の交換などの改造作業をお受けし送り返しました。

暫くして再びこの方からの改造の依頼があり、今度は「『MU-31D』と言うフォノモーターが手に入ったので改造できるか見てほしい。」と連絡がありました。
https://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/etc/mu-31d.html
「前回作った『PL-31D改』の音が気に入ったので、どうしても持っているロングアームを付けて使ってみたい。」との事でした。
写真を見ると『PL-31D』からフォノモーターを取出した物の様なので送ってもらうと、全く同じ構造でしたので、これも改造をお引受けしました。前回と同様の改造が終わり返送しましたが、暫くするとメールが届き、出来上がったプレーヤーの写真も添付されていました。
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綺麗に仕上がっていますので是非写真を拡大してみてください。前はDENONの『DP-80』フォノモーターを同じ様に使われていて、かなり良いと思って使われていたそうですが、「元には戻れなくなった」そうです。
キャビネットの製作は此処に依頼したそうです。
https://www.facebook.com/H.T.Navi/

IKEDA MUSA-Uとロングアームでマグネフロートを聞きたかったんですが、
思った通りの素晴らしい再生音です。
武蔵野フォン明鏡も良いですがやっぱりIKEDA MUSA-Uに軍配が上がります。
明瞭で自然なストレスフリーの音 これでオーディオ遍歴も終了です

と嬉しいコメントを頂きました。

絶対に見るべし!ピュアSアーム対オフセットアーム

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ピュアストレートアームがオフセット付アームに比べて
何故音が良いのかが この画像で一目瞭然です。
フィデリックスの中川さんが制作した模型で説明しています。
それにしても良く出来てます!
私はこの画像を見て思わず噴き出してしまいました。


オフセットアームは回転方向にダイナミックに変化する音溝に引かれる力によってフラフラと内側に動いて無駄に音溝のエネルギーを使っているのです(トランジェントが悪くなる)。
一直線のピュアストレートアームは全く動くことなく音溝の力を瞬時に音に変換している事がわかります。
この二本の実際のアームの音もこの動作の通りなのです。

オフィスチェアーを交換しました。

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いったん涼しくなったと思ったら、また蒸し暑くなってきましたね。

長年使っているパソコンと事務作業をする椅子の座面がボロボロになったので、ネットでたまたま目に留まった価格の安い椅子(おそらく中*製)を買ったのですが、これが酷い代物で短期間のうちに座面の中のウレタンが潰れヘナヘナになり、交換したはずの元のボロ椅子に逆戻りになってしまいました。まさに安物買いの銭失いの見本です。

 これにはコリゴリしましたし、一日のうちでも長くいる場所ですので、考えを改め、同じ轍を踏まないように確かな物を選択しようと思っていました。先の椅子は座面はシッカリしていてボロボロになりながらも長く気に入って使っていたのですが、座面が合皮で耐久力がありませんでしたので、今度は本革製の物で探していて良さそうな物が見つかりました。
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エルゴヒューマンのベーシック、本革、ブラックにしました。
今日届いて、早速座りながらこの記事を書いていますが、確りとした座り心地はこれから長い付き合いになりそうです。

小型DCモーターが何故音が良いのか?

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私のPL-31Eに使用しているモーターはいわゆるジャケットサイズのプレーヤーに使われている小型のDCモーターですが、
ベルトドライブに使われているモーターを色々聴いてみて
小型の物の方が大型の物より音が良い事は分かっていましたが、この理由を考えては
小型の物の方がローターの径が小さくなり磁力が引き合う力がかかる作用点の直径が内になるからだと考えました。ただそれだけの理由で音が良いわけではありませんので、他の理由についても後付けで考えてみました。

それまでのシンクロナスモーターでは電圧を下げてトルクを極端に弱めると滑らかな音になりますが、スタート時は手で補助しなければ定速に達するまで時間がかかるデメリットもありました。
しかし、小型のDCモーターを電池駆動で動かした時の音はもっと歪みが少なく滑らかでありながら、スタート時にはサーボが働く事でトルクがかかり、立ち上がりは手で補助をしなくてもスムースにスパッと定速に達するのです。そして定速に達してしまえば半年は電池交換が必要がないくらい電流を使わない事から、極低トルクで回っている事が分かるのです。
低トルクで回せる理由はプレーヤーのスピンドルシャフトのベアリング化やマグネフロート化をし、極低抵抗にした事が最も大きな要因となっている事は想像はつくと思いますが、他にもうひとつあるスピンドルシャフトもこの低抵抗に貢献している事です。

それは小型DCモーターの上部スラスト軸は滑り軸受ですが、直径が2mmと模型に使われるモーターと同じスピンドル径で、通常のシンクロナスモーターに使われている軸は細くても6mm程度はある事から、今までの経験上でこのモーター自身の回転抵抗は極端に小さいと思われることです。

そしてこのモーターの下部軸受けは樹脂に穴が開いているだけの物に、この2mmのシャフトが垂直に刺さっている簡単な物です。
一見するとローターの重さがかかり抵抗が増えると考えられますが、ローター自体が軽く、外周にある固定極のリングマグネットに磁力で引かれている為に底部軸受けの負担も少なくなるのではないかと考えたしだいです。(マグネフロート効果もあるか?)

いずれにしてもこの小さなDCモーターが 私の目標としてきた『手回しプレーヤーの音』を実現する為に大きく影響を及ぼした物である事に違いはありません。

トーンアームとターンテーブル2 の記事

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フィデリックス社のサイトに中川さんがピュアストレートとオフセットアームの動作説明の為に作った模型の動画の解説記事が掲載されました。
http://www.fidelix.jp/others/tonearm&turntable2.html

トーンアームとターンテーブル2 (曲がったアームの動作)

ぜひ読んでみて下さい。

MITCHAKU-Zの誕生

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フィデリックス社から新たなMITCHAKUシェルが発売となりました。

MITCHAKU-Z です。
http://www.fidelix.jp/products/mitchaku/mitchaku-z.html
通常のオフセットアームにピュアストレートアームの動作をさせる事が出来る様に
中川さんが考えてみた様です。

これで通常のプレーヤーで手軽にピュアストレートアームの効果を試してみる事が出来ると思います。

インサイドフォースとスケーティングFは全く別物

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カートリッジを盤面に置くとアームが内側に入ろうとする現象を一般にインサイドフォースと呼ばれていますが、もう一つ同じ名前の現象が今回フィデリックス社が動画で示したカートリッジのカンチレバーの支点が内側に向かって振れる現象です。
https://www.youtube.com/watch?v=6xpm6R3z3NE
この現象に限ってフィデリックス社ではインサイドフォースと明示していますが、オフセット角の付いたアームに取付けたカートリッジの針が音溝の変化する抵抗に引っぱられてカンチレバーがアームの支点と一直線になろうとしているだけの単純な事なのです。もちろんフラフラと動くカンチレバーの支点が正しい信号変換など出来るはずもなく、昔からあたりまえの様にしてきたアームを曲げたこと自体が間違っています。

もう一つ同じ名前で呼ばれてきたインサイドフォースですが、此方はフィデリックス社ではスケーティングフォースと分けて呼んでいます。
このアームが内側に向かって滑る現象はレコード盤とアームの接線よりオーバーハングにした事によって起こり、ピュアストレートアームの様にアンダーハングにすれば外側に滑る現象になります。
これはオフセットしたアームでも同じ事でオフセットアームをアンダーハングにしても外向きに滑るモーメントが発生する事から、フィデリックス社の言うインサイドフォースとは全く関係が無い事がわかります。

この内側にアームが滑る現象をスケーティング現象と明示すれば、一般に言われているインサイドフォースキャンセラーはインサイドフォースをキャンセルする事はできず、スケーティング現象のみキャンセルしていることからアンチスケーティングと呼ぶ方がスッキリします。

これら2つの現象を混ぜて考えてしまうと とても複雑な動作に見えますが、ハッキリと分けて考えれば難しい動作ではない事も分かります。

Benz Micro ルビー2 カートリッジ

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今までにBenz Microのカートリッジは『グライダー』と『L2 Wood』の2機種を手元に置いて聴いてみましたが、いずれも磁性コア入りカートリッジでしたので、しだいに空芯カートリッジの良さが分かってきた頃だったのでいずれも手放しています。
そのベンツマイクロのカートリッジの中でフラッグシップ機だけはコイルの巻き枠に宝石のルビーを使った機種があります。名前はそのままの『ルビー』です。
https://www.phileweb.com/ec/?p=5876
もちろん宝石のルビーは非磁性ですので空芯カートリッジとなりますが、最上位機種だけに価格も当時のハイエンドで、欲しくてもなかなか手にできる物ではありませんでした。
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今回入手の『Ruby2』です。外殻はパイプに使われる高級木材のブライヤーで綺麗に目玉模様が入っています。

Benz Micro ルビー2 を聴く

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それではそろそろ接着剤も固まってきたので『Ruby2』を聴いてみましょう。
シェルはオーディオクラフトのAS-12Kを密着化した物を使いました。
静かで肌理細やかな音が流れだしました。
やはり空芯コアカートリッジの持つ音です。音色は穏やかで優しい音のするカートリッジです。
暫くレコードを聴いていましたが、少し低域が膨らむ様ですし、またバスドラのアタック音が少し丸いようで、空間も少々曇っている事がわかります。

ボディが木製なので この音がするのかと思いましたが、フィデリックス社から新製品のセラミック製ミッチャクシェルが送られてきていましたので、これに付け替えると見違える様になりました。
振動を速やかにアームに伝える効果なのか、少し曇って聴こえていた空間もスカッと晴渡り澄み切った音にかわり、低音の膨らみも引き締まり改善されます。
私はセラミックシェルは高域に癖があるので あまり好きではありませんでしたが、このシェルはセラミック特有の高域の癖が無い様です。
歪みが少なく鮮明でありながら優しい音と滑らかな空間、バランスの良い音域、
このシェルとの組み合わせで『Ruby2』の持っている能力は超一級のカートリッジに名前を連ねるに値するものだと思います。
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必聴!カートリッジのバルクハウゼンノイズ

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皆さんはカートリッジから出るバルクハウゼンノイズを実際に聴いた事がありますか?

アナログプレーヤーのカートリッジの磁性コアに巻いたコイルに電流を通すとバルクハウゼンノイズが出る事はかなり沢山のオーディオファイルの方が知っていると思います。
空芯カートリッジを何時も聴いている私には鉄心コイルのあるMMやMCカートリッジのジリジリ、ザラザラとした濁った空間の気配として感じられるのですが、音楽と一緒になって出る為に実際に聴いた方は殆どいないのではないでしょうか?
では、どんな音なのか?
この度、フィデリックス社の中川さんがバルクハウゼンノイズを単体で出す実験をyouTuabeに載せています。
針を外したMMカートリッジにマグネットを近づけ動かすと「ザザッ!」と言うハッキリとしたノイズとして聴こえますので聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=X2kO-HSqHc4

このノイズと音楽が混ざると空間の彼方に飛散り消えてゆく細やかな響きが聴こえずに、平面的で大雑把な音として音楽が聴こえるのです。

MITCHAKU Z シェルの試聴

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先日フィデリックス社よりセラミック製の『密着Aシェル』と『ミッチャクZシェル』が送られてきました。後者の『MITCHAKU Zシェル』はアームやプレーヤーの改造をしなくても簡単にピュアストレートアームの音質を通常のオフセットアームに付けて体験してもらおうと作られた物です。
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このシェルにカートリッジを付けて、アーム支点センターと直線となる様にモノサシを当てカートリッジの角度を調整しました。
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カートリッジの位置がアンダーハングになる為にかなり後ろに付ける事になります。プレーヤーはVictor社のJL-B33Hを使用しました。このプレーヤーも内周駆動のベルトドライブでパイオニア社のPL-25E、31Eのライバル機種で、優秀な6極アウターローターモーターを使った名機です。

YAMAHA GT5000の波紋

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私はアナログプレーヤー回転はプラッターを手で回した時の音が究極で、もしも完璧な回転をするプレーヤーがこの世界に存在するとしたら、必ずこの手回しの音に近似すると確信していました。ですので、『レコードからどの様な音が出なければならないか』と言う答えが分かっている状態で、その究極の回転に辿り着く為の方程式を解く様なものだったのです。
この『手回しプレーヤーの音』の滑らかさと自然さと、そして優しさを通常のプレーヤーと比較すると、モーターで変調された音が いかに不自然な音を出すかは十分に分かっていたので、どの様にすればヤクザ者のモーターの影響から逃れられるかを延々と考える日々でした。
極端な事を言えば『プレーヤーからモーターを消去りたい』と思うほどでしたが、
それも今はほぼ終わり納得のできるまでの領域に辿り着いたと自分では思っています。

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このところの世界的なアナログブームに乗り、過去アナログを手掛けた日本のメーカーから新型のプレーヤーが続々と発売となっていますが、YAMAHAからもフラッグシップと思われるGT5000プレーヤーが来春発売になるとのアナウンスがありました。
外観をみると往年のヒット商品のGT2000のスタイルを踏襲している様にみえます。
メーカーは過去のレガシーに固執するものですので、当然ダイレクトドライブ方式で出してくるものと思っていました。
しかし、驚いたのは駆動方式が一転DDからベルトドライブ方式に変更されていたのです。
「YAMAHAはDD用のモーターが手に入らないので、ベルトドライブに変更した」との噂が実しやかに流れていますが、さて、それはどうでしょうか?
先日GT5000の詳細が発表されたのですが、最近のハイエンドプレーヤーが好んで採用している糸ドライブの様に外周にベルトを掛ける方式ではなく、私の改造ベースにしているパイオニアのPL-31EやLINNのLP-12、トーレンスなどと同じサブターンンテーブルにベルトを掛ける内周駆動型で、モーターも小さなシンクロナスモーターです。
ベルトドライブの採用の経緯も説明されていましたが、私が今までブログに書いてきた事を熟読して頂いている方には全てがそのままのだと分かって頂けると思います。
https://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/8823542.html
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モーター自体を緩衝なくDDの様に 直結で使ってしまうと、モーターの弱点がそのまま伝わってしまいますが、ベルトと言うものが介在する事によって細かく速く変動する振動は伝わりづらくなり、ユックリとした変動に代わり人間が聴いた時に不自然さが感じられなくなるのです。これを私が聴いて『手回しプレーヤーの音』に一番近いドライブ方式だと判断したのです。
その後、私のプレーヤーはモーターのDC化と乾電池電源、ベアリング式シャフト、マグネフロートと進化をしてきましたが、基本構造は内周駆動のベルトドライブだったのです。
メーカーが今までの過去を覆す事はなかなか勇気のいる事ですが、私はYAMAHAのベルトドライブ方式の採用は、けしてDD用のモーターが入手できなかったからではなく、モーターの悪影響を受けない最良な方法だと明確に判ったうえで採用したのであって、この選択は正しい判断だったとおもいます。
ピュアストレートアームの採用もあって音質には大いに期待したいところです。
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詐欺に注意‼

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皆さんも御存知だと思いますが、ネット販売でフィデリックス製品を販売しているサイトがあり、価格を見ると2割,3割引きをうたっていますが、基本的にフィデリックス社の製品は定価販売となっていて、値引きはしておりません。もし、していてもポイントが付く程度です。これら大幅な値引きをしている者は詐欺の疑いが非常に強く、絶対にお金を振り込んではいけません。

くれぐれも御注意ください。

ピュアSアームとオフセットアームの音の比較

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フィデリックス社のサイトが更新され、
今話題となっているピュアストレートアームとオフセット付アームの音の違いを聴いて比較出来る様に、それぞれの音をファイルにしてネットに載せています。

トーンアームとターンテーブル3 音の違いを聴き比べられるようにしました。
http://www.fidelix.jp/others/tonearm&turntable3.html

できればダウンロードして条件の良い環境で聴いて頂ければと思いますが、
比較的大きな差なのでパソコンで聴いても容易に判定が付くとおもいます。

私のお薦めする聴きどころは、ベースの最低域の沈み込みと、指板を抑えて弾く『ツンツン感』と明瞭な音程移動は差が判りやすいと思います。

仮想ピュアストレートアームのZシェルも同時に聴く事が出来る様になっていますので
是非聴いてみてください。

トーンアームとターンテーブル4 の追記事

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フィデリックス社のサイト
トーンアームとターンテーブル4 音の違いを聴き比べられるようにしました。
に新たに記事が追加されています。
http://www.fidelix.jp/others/tonearm&turntable4.html

今回はカートリッジの超ハイインピーダンス受けの記事です。
先にネットに掲載した音楽ファイル、『イパネマの娘』の1ギガΩ受けと330Ω受けの比較の説明になります。
私は微細な音の再現性と、音楽自体と空間が静かになる様に聴こえると思いますが、皆さんはどの様に聴いたでしょうか?
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