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Lo-D L-200ウーハー

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今年の春は寒い日が続き、昨日はいきなり夏日で春は何処に行ってしまったのでしょうか?

先日ヤフオクを見ているとローディの傑作スピーカーのHS-500に使われているL-200ウーハーが出品されていました。
イメージ 1
写真で見るかぎり、かなり程度が良い様ですので即決で落札しましたが、
冷静になって考えると、これを落札しても使う予定はないので全くの衝動買いになってしまっています。

HS-500スピーカーの為に作られたL-200ウーハーのエッジはギザギザの折り紙を折った様なギャザード・エッジになっています。
私も動作は現物を見るまではよくわからなかったのですが、私がサブシステムで使用している下位のHS-350のL-203ウーハーもギャザード・エッジになっていて、この振動板を手で前後に動かしてみると巧妙な仕組みが理解でき、これを設計した技術者の天才的な発想には舌を巻いたものでした。
振動板は後に引っ込んだ時はエッジの谷の底は外側に逃げ、振動板が手前に出た時はエッジの谷の底は内側に入り振動板のストロークの邪魔を全くしない梃の様な動きをしているです。またエッジの大事な役目の振動板のセンター保持の役目も同時に完璧に行っていて、通常のロールエッジやフリーエッジのウーハーのセンター保持の動作が曖昧な事が分かってしまうほどの素晴らしさに感激したものでした。
ボイスコイル径を大きくして振動板との接続部を外側に取り分割振動による歪を小さくする工夫もされていて、この為20僖Α璽蓮爾箸靴討楼朷舛竜霏腑札鵐拭璽鼻璽爐ついています。ただしピストンモーションを正確にして分割振動を無くした事から純粋な低歪のウーハーとしての動作となり、歪が増えるのを承知で分割振動を利用してレンジを広げ高域との繋がりを狙った下位のL-203ウーハーとは違い、HS-500に組み合わされたH-70HDツィーターとの繋がりは今一つとなってしまいました。
構造もダイキャスト製の確りとした構造で作りも良く、現在に同等のウーハーを作るとしたなら かなりの高額になってしまうのではないでしょうか。

この様な理由からL-200ウーハーには憧れがあった事で入手に至ったのかもしれません。

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