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やっと見つけた非磁性のピンプラグ

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私のシステムで使うRCAケーブルはモガミの2803モールドです。
http://www.mogami-wire.co.jp/company/products/2803.html
このケーブルはフィデリックス社の中川さんが原音比較法を使って選んだケーブルですのでフィデリックス社の指定ケーブルと言っても良いと思います。

使用されているプラグは非磁性のクラッドレスの金メッキで、材質も燐青銅を使用していて音質的にも配慮されています。磁性材が信号経路に直列に入ると派手な明るい色や硬質感が付いてしまいますので できる限り避けたいのです。
しかし、2803は線材が硬く極細線を使用している為に接続部に負担がかかりモールド線でも断線してしまう事がよくあるのが欠点です。
内部で断線してしまうとモールドなので修理不能でプラグ部を切落として他のプラグに替えなければなりません。
以前はモガミから非磁性でやはり燐青銅製のプラグが販売されていたのですが現在は製造されていません。http://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/18245332.html

ネオジムの磁石を持って色々なプラグにあててみて捜していましたが、殆どが磁石に吸付くニッケルクラッドの金メッキで非磁性の物は見付ける事が出来ませんでした。
しかし、最近同じモガミで販売されている『7553プラグ』が非磁性である事が分かりました。2803は外径が3.9mmと細く、今回の『7553プラグ』は8mmと太いケーブル用に作られていて通常にハンダ付けしてカシメてもケーブルが固定できず動いているうちに再び断線する事になります。
そこでこのプラグに2803の3.9mmに合うスペーサーを作ってみました。
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オレンジ色の円錐状で材質はエボナイトです。
これを写真の様に7553のカバーの内側に接着して、もしも後に再び断線しても修理がきく様に2803ケーブルを入れて横から芋ネジで止める様にしてみました。
全く動く事がなく完全に固定ができ、これで断線の確率が格段に減ると思います。

非磁性のプラグが見つからず長い事2803モールドの断線の修理に悩んでいましたが、これで2803ケーブルの思った様な修理が出きる様になり安心して使う事ができます。

ジャンクカートリッジのはずでしたが・・

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前回ジャンクのFR-7fを手に入れて完全に元に戻すことができましたが
今回も左右chとも音が出ないという完全ジャンクのハイフォニックMC-A3をオクで落札しました。
目当てはこれに付いている修理用のダイヤモンドチップだけでしたので音が出なくても全く問題が無かったのです。

今日カートリッジが到着して「音が出ない完全ジャンクカートリッジなんだから導通は当然ないよな」と思いながら、念の為テスターを当てると左右とも導通があるのです???
『導通がある』という事は何かしら音は出るという事ですので
プレーヤーに取付けてレコードに載せたところ、全く正常に音が出るのです。
このカートリッジは空芯で金属ボディなのでリビルト品も含めて3個ほど持っていますが、今音楽を聴きながら記事を書いていますが他の物より気のせいか音も好いのです。

今回もとても幸運なジャンクカートリッジでした。

モガミ7553プラグまとめ買い

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3月に入っても寒い日が続きましたが今日はやっと日中は暖かになりました。

先日モガミのRCAプラグ7553が非磁性だと分かりましたので早速追加注文をして
赤、白の各10個が届きました。
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中華製の安価なプラグよりは高いのですが、内容からして十分納得の価格です。
非磁性で これの十倍のプライスのプラグもある様ですが、多数使用する部品にその様な高額なプラグがあっても存在しないも同然です。
手前は2803用に前回のエボナイトから防食アルミで作ったスペーサーに替えて取付けたものです。
音的には関係はないのですが金属の方が高級感はありますか?

CERENATE セレナーテ Ver.2

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今年は彼岸だというのに何時もの年より暖かくなく、とくに朝夕は真冬なみです。
今日は日中は暖かでしたが夕方はどうでしょうか?

最近はマルチアンプ化したサブシステムで音楽を聴いている事が多く、夏でもないのに こんなに長い期間メインシステム以外を聴いた事は今までありませんでした。
もちろんメインのシステムのトータルの音に比べれば、ギターのピッキング感やピアノのキレの生々しさ、周波数レンジなどは劣るのですが、音楽を聴く為には十分の物を持っている事が『長い期間聴いていても飽きない』という事からも分かります。
そのサブシステムに使用しているのがフィデリックス社のパワー『セレナーテ』です。
音は自然で癖が少なく、鮮明で透明度が高く大型のアンプにも劣らないシッカリとした力強い低域なのですが、この音質を小型、省エネで実現しているところが外のパワーアンプには無い高い価値と魅力となっていると思っています。

最近よく当ブログを見に来て頂いている『夢のオーディオ装置を求め』さんのブログに『セレナーテ』について気になる事が書かれていました。
http://blogs.yahoo.co.jp/eh3511/35614246.html
この事をフィデリックス社の中川さんに聞いてみると
かなり前に私に話してくれたセレナーテの小変更の事でした。
忙しいのでバージョンUpの依頼が増えるのを恐れて あまり公にはしていない様ですが、電源トランスと電源のドライブ基盤を交換したそうです。この結果セレニティ電源のノイズレベルが8dBも下がったそうです。
元々セレニティ電源は外のスイッチング電源に比較して-30dBと圧倒的にノイズレベルが低いのが特徴ですが、さらに低くなった事で高域はより落着きが出た為にバランス的にもっと低域に重心が移動したとの事です。

これを聞いたからにはバージョンUpをしないわけにはいかないでしょう。
早速持っている『セレナーテ』の2台をフィデリックス社に送りましたが
今日それが帰ってきました。

さて、音はどの様に変わっているのでしょうか?

試聴結果は次記事に

セレナーテVer2.0の音

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セレナーテがバージョンUpから帰ってきてから これを使って暫くサブシステムで音楽を聴いています。
元々音質に不満があった分けでも無かったので、今回のバージョンUpで激変とはなりませんでしたが、今回の変化を一言でいえば『自然になった』という事でしょうか。

全体に空間も音も静かになり音楽が落着いた感じです。
落ち着いたと言ってもピアノの粒立ちはより鮮明になった感じで、ボーカルなどもリアル感が増しています。

以前、フィデリックス社のA級アンプのLB-4と比較した時にはセレナーテは少々鮮やかさが前に出た感じはあり、やはり自然さではLB-4だと思っていましたが、今回のVer.Upで差が無くなった様です。高域の落着きが出た分、相対的に自然な音の厚みも増して重心が下がった結果だとおもいます。

暫くレコードを聴いていましたが私自身が音を気にせずに音楽に集中する事ができて楽しんで聴いてしまっている事からも今回のバージョンUpをした結果は明らかです。

ナタリー・コールのアナログ盤

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かなり前に友人の『雪まるださん』からナタリー・コールの『アンフォゲッタブル(忘れられない人)』という題名のCDを紹介して頂き、気に入って聴いていましたが、これをどうしてもアナログ盤で聴いてみたくて少々高かったのですがオリジナル盤を手に入れました。
演奏はリンダロンシュタットのジャズボーカル3枚組の演奏をしたネルソン・リドルが担当し、亡くなった父ナット・キング・コールが歌ったものにナタリー嬢が重ねて録音したそうで、グラミー賞受賞曲だそうです。どうりで素晴らしい!

届いた盤を見るとコンディションはミントに近く、これに針を落とすとデジタルの音とはあまりに差がありすぎました。デジタルでも良いと思って聴いていましたが、オリジナル盤では感情表現が何段も上で、実在感やピアノの粒立ちも全く違います。
レコードには本当に凄い音が刻まれています。

Lo-D L-200ウーハー

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今年の春は寒い日が続き、昨日はいきなり夏日で春は何処に行ってしまったのでしょうか?

先日ヤフオクを見ているとローディの傑作スピーカーのHS-500に使われているL-200ウーハーが出品されていました。
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写真で見るかぎり、かなり程度が良い様ですので即決で落札しましたが、
冷静になって考えると、これを落札しても使う予定はないので全くの衝動買いになってしまっています。

HS-500スピーカーの為に作られたL-200ウーハーのエッジはギザギザの折り紙を折った様なギャザード・エッジになっています。
私も動作は現物を見るまではよくわからなかったのですが、私がサブシステムで使用している下位のHS-350のL-203ウーハーもギャザード・エッジになっていて、この振動板を手で前後に動かしてみると巧妙な仕組みが理解でき、これを設計した技術者の天才的な発想には舌を巻いたものでした。
振動板は後に引っ込んだ時はエッジの谷の底は外側に逃げ、振動板が手前に出た時はエッジの谷の底は内側に入り振動板のストロークの邪魔を全くしない梃の様な動きをしているです。またエッジの大事な役目の振動板のセンター保持の役目も同時に完璧に行っていて、通常のロールエッジやフリーエッジのウーハーのセンター保持の動作が曖昧な事が分かってしまうほどの素晴らしさに感激したものでした。
ボイスコイル径を大きくして振動板との接続部を外側に取り分割振動による歪を小さくする工夫もされていて、この為20僖Α璽蓮爾箸靴討楼朷舛竜霏腑札鵐拭璽鼻璽爐ついています。ただしピストンモーションを正確にして分割振動を無くした事から純粋な低歪のウーハーとしての動作となり、歪が増えるのを承知で分割振動を利用してレンジを広げ高域との繋がりを狙った下位のL-203ウーハーとは違い、HS-500に組み合わされたH-70HDツィーターとの繋がりは今一つとなってしまいました。
構造もダイキャスト製の確りとした構造で作りも良く、現在に同等のウーハーを作るとしたなら かなりの高額になってしまうのではないでしょうか。

この様な理由からL-200ウーハーには憧れがあった事で入手に至ったのかもしれません。

LX-8チャンネルデバイダーの修理

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今はオーディオの部品などはネット通販を使えば手軽に手に入りますので秋葉原に来る事も少なくなりました。最近、仕事で船橋市に用があり、そこから京葉道で足を延ばせば秋葉原までは すぐですので仕事帰りに久しぶりに寄ってきました。

目的はここ1~2年不調のメインシステムの要、LX-8チャンネルデバイダーの部品調達です。
音楽を聴いていると「チリチリ、パチパチ」とフライパンでゴマを煎る様な音が不定期に出るようになってきました。40年も使っていれば故障もしかたがないのですが、ノイズが不定期に出るのは一番厄介な症状です。フィデリックス社に修理に出しても原因を特定するのは困難で、それ以上に問題なのはマルチを再生する環境はフィデリックス社には無いので、暫く鳴らして状態を見るという事が出来ないのです。中川さんからは「部品を送るから自分で取り替えて様子を見て」と言われました。

低、中、高域全てからノイズが出ていますので電源からのノイズだと推測が出来ますのでパワートランジスターやレギュレーターのトランジスター、半固定ボリュームなどその度に送ってもらっては入替て様子を見ていると、暫くはノイズが出ないので「治った!」と喜んでいると、また暫くするとノイズが出てきて「ガックリ」くる繰返しが長く続いていました。マルチアンプでのデバイダーからのノイズはパワーに直接入ってしまうのでツィーターの破損につながりますのでノイズがでてくると不安で音楽を聴くどころではありません。

そして、もう殆どの電源部の部品は交換してしまい、残るは抵抗のみになってしまいました。部品点数も多い抵抗を替えるのは大変なので、できればやりたくないのですが覚悟を決めて船橋行の前日に電源部に使用されている全ての抵抗の数値を紙に書き取りました。
フィデリックス社の指定抵抗は非磁性のタンタル抵抗ですが、すでに製造が中止されています。秋葉の海神無線には店頭在庫のみとなっていて、通販のリストにも載っていないのです。代替品としてはタクマンの抵抗がありますが音質的にできる限りタンタル抵抗にしたかったので直接店まで行く事にしたのです。
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書き出した抵抗の数値と本数の紙を海神無線の御姉さんに渡すと丁寧に対応して頂き、写真の抵抗を購入して帰りました。ついでにコテ先クリーナーも買ってきました。
左の紫色がタンタル抵抗で無い物は右の薄緑色のタクマン抵抗で選んで頂ました。思ったよりも多くが目的のタンタル抵抗で揃いました。

さて肝心のデバイダーの修理ですが、抵抗値を書き出す時に色が変わっている抵抗がありましたので、「多分この抵抗なんだろうな」とは予測出来たのですが、もし違うとまた秋葉まで来ている暇はありませんので、書き出した9種全ての抵抗を購入しました。
そして一番最初に色の変わっていた抵抗を入替ました。
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取り外した130Ωの抵抗は焦げた色で正常な上の色とはだいぶ違います。
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元々は表面に取付けられている抵抗ですが、込み合っていますので裏面に取付けました。(左右に見える⊕と⊖電源の130Ωの抵抗)
音は安定している様なのでこの2本で当りの様です。モノラルデバイダーなのでもう一方のチャンネル用も交換する予定でいます。

これで終わりにして気兼ねなく音楽が聴きたいですね。

新なスピーカーを購入しました。

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先週アルテックのA5メインシステムのチャンネルデバイダーLX-8の抵抗を交換して修理をしましたが、その後にノイズの出る気配はなく、長く悩まされてきたノイズの問題も解決できた様です。
メインシステムは絶好調で毎日楽しく音楽を聴いています。

そんななか、今日新なスピーカーが届きました。
『あらた』と言っても40年も前のスピーカーなのですが。
前の記事でLo-DのL-200ウーハーの記事を載せましたが、そのウーハーが搭載されているHS-500を手元に置いて聴いてみたくなって とうとう買ってしまいました。
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HS-500は皆さんが御存知の様にオーディオの歴史に残る傑作スピーカーです。
私も何度となく他の方の所で聴く機会があって、癖のない素直な音がする事は分かっていました。組み合わせるアンプなどの機器によって出てくる音は違いますので拙宅では はたしてどんな音で鳴るのか?
また、これを今のサブシステムのminiDSPデバイダーを使ったマルチアンプ環境で鳴らしてみたらどうなるのか?
興味は尽きない所です。

とりあえず、サブシステムの組合せのXL-MC5>PL-31E改>LEGGIERO>LZ-12のボリューム>monoCERENATE2台でオリジナルのまま鳴らしてみましたが、予想していたよりもずっと良い音です。HS-500を他所で聴いては「素直だけど少し大人しい(地味)かな?」と言う印象でしたが、実際に鳴らしてみると そんな事はなく、音楽を聴くのに全く不足が無い音がアッサリとでてしまい驚いてしまいました。正直、良い買い物をしたと思います。
この後ツィーターのディフューザーを取り去りましたが、音はスッキリとします。
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私はサブスピーカーシステムに同じLo-DのHS-350をネットワークを全て作り直してを使用してきました。(今はマルチアンプシステムです。)
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これが、その自作ネットワークですが、かなり手間をかけ部品は選んで作ってありますが、HS-500はそのままでも上等な音がでてしまうのです。
比較にA5のメインシステムと比べて厳しくみてみると低域がややブーミーだったり、空間に霞がかかっていて奥行が浅く平面的なところや、高弦の強奏するところで叫ぶ様なところが僅かに見られますが、オリジナルのままで これだけの音が出れば、これからのマルチアンプ化などでの改善は大いに期待ができます。

楽しみなスピーカーがやって来ました。

またまた、PC-70MCの修理

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ゴールデンウィークに突入で皆さん精力的に色々な所に出かけている様で羨ましいですね。私は連休中も仕事なんですよ。涙

さて、少し前に、持っていたパイオニアのPC-70MCのカンチレバーを折ってしまい、修理した記事を載せましたが、https://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/28547396.html
此処でまたヤフオクでジャンクのPC-70MCカートリッジを手に入れました。

このカートリッジは繊細で、極薄のベリリウムパイプのカンチレバーが簡単に折れやすく、また空芯コイルに使われている銅線は他のカートリッジより一段細い極細線が使用されていて特に断線しやすいのです。以前に私も導通があるものを修理が終わり、いざ聴こうとしたら片側から音が出ないという最悪の状態に見舞われた事もありました。
そのくらい簡単に切れてしまうのです。

出品されていた物はカンチレバーの折損です。導通が無ければこのカートリッジは修理は絶対無理ですので賭けでしたが、届いた物は幸運にも導通がありました。
カンチレバーはベリリウムのパイプですので、折れたパイプの穴にそれより細いカンチレバーを挿せばよいのですが、PC-70MCは振動系を極力軽くしてコンプライアンスを上げ、軽針圧での動作をするように設計されています。この為、剛性が高くなる様に極薄のベリリウムのパイプを使用しているのです。ですので、やはり軽量化を目指し同じベリリウムでパイプではありませんが無垢のカンチレバーを挿す事にしました。
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写真の様にカンチレバーの途中から段差が付いている事が分るとおもいます。修理はそれほど難しくなく順調に終了しました。

PC-70MCの音は鮮明で甘い所が無く低域も力強い事から私の大好きなカートリッジの1つですが、10KHzより上がややシャクレ上がっていて「シャカシャカ」とした高音は落着きが無く気になる所ではあります。
今回修理した物を聴いて見ますと高域のシャクレ上がった感じがありません。中低域は変わりはなく、高域だけが落着いた音になっていて、どうもオリジナルより音が良くなっている様です。
「カンチレバーが高剛性のベリリウムでも極薄のパイプですのでやはり共振が有ったのではないか?」と推測します。カートリッジによってはこの共振を避ける為に複数の素材を使ったり、二重パイプにしたりと工夫している物がありますが、今回の修理ではこの効果が出た様です。

ますますお気に入りになったPC-70MCでした。

自動ハンダ吸取り機

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私はアンプ作りはしませんので、あまりハンダ作業の機会は無いのですが、スピーカーのネットワークやアンプの部品交換位はやります。

最近はプレーヤーの製作やチャンデバの修理などでハンダの除去する作業が増えてきました。最初のころはハンダ吸い取り線やハンダ吸取り機などを使ってやっていましたが、なかなか綺麗にはとれないのでヤフーブログで好評の『ハンダシュ太郎』を使ってみてなかなかの使い勝手の良さに喜んで使っていました。

高忠実な機器

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今日は天気も良く、かなり気温が上がってきています。

普通はオーディオ機器は『優しく聴きやすい音』を出すのは容易く、
鋭角的な音のエッジは捨ててピントのボケた輪郭の甘い音にすればいいのです。
ただ、こうなるとどんな部分を変えても変化量が少なく、
私からみれば『どうでもよい音』になってしまいます。

逆に鋭角的な音にしていくと、鮮明な音にはなりますが、聴いていて『疲れる』『質感が硬い』などの傾向の音になりやすいのではないかと思います。

つづく

デジタル針圧計を買いました。

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今日は晴れて日差しは強いのですが、空気は爽やかな穏やかな日でした。

私の自作のピュアストレートアームはPL-25Eのウェイトを流用して作ってあります。
針圧をかける時にウェイトを回して前に移動して針圧を掛けますが、流用品なので正確には掛かりませんので針圧計は必須です。
昔買ったテクニクスのアナログ針圧計を使っていますが、調整が面倒なので今回中華製のデジタル針圧計をアマゾンで購入してみました。価格はたったの1,000円です。
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実際に使用してみましたが、安いのに使い勝手は良好でした。
早く購入していれば良かったと思います。

針圧計の無い方にはお勧めします。

ネット上のPL-25Eと31Eの改造記事

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先日プレーヤーの改造部品の供給の依頼を受けた方の記事が載っています。
オーディオの経験も豊富な方で、色々と試されて試聴感想を書かれているので面白いと思います。
http://www14.plala.or.jp/matsukyo777/shumi.htm

アナログフェアに行ってきます。

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これから アナログフェアにいってきます。
感心する様な製品や物が見つかり収穫がありますか・・・

それでは、行ってきます。

アナログオーディオフェアに行ってきました。

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昨日は秋葉原の損保会館で開かれた『アナログオーディオフェア』に行ってきました。
全く知らなかったのですが、二日ほど前になってフィデリックス社の中川さんからも
「私の所も出展するから」と聞きました。

車なら京葉道を使って一本なので便利ですが、特に大きな物を買う予定でなければ高速バスの方がコストもかからず楽にいけます。
東京駅には11時前に到着し秋葉原に着いたのは11時15分頃でした。
歩いて通り道のラジオデパートで少々の買い物をしてから損保会館までは5分とかかりませんでした。
会館の正面中央ロビーにはすでに行列ができていましたが、入場は始まっていたので直ぐに中に入る事ができました。皆さんエレベーターに乗るのを待っていましたが、私は階段を使って二階に上がりました。二階には大広間になっていて各メーカーが多数出展されていました。階段側の非常口からはいるといきなり声をかけられ、見るとそこがフィデリックス社のブースでした。
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『FR-64S』と『0サイドフォース』の2本のアームをCECのアイドラープレーヤーに付けて、フォノイコ『レジェーロ』からパワーアンプの『セレナーテ』を使ってヘッドフォンで比較ができる様にしていました。
他も見て回りたいので、中川さんへ挨拶もそこそこに大広間を見て回りました。
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ウェルテンバードのプレーヤーです。
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本当にアームにゴルフボールが使われているんですね。
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暫くして見た事のあるアームが目に入りました。
「これ、大沢さんのアームですよね?」と聞いて顔を見るとなんと『大沢久司』さん本人でした。この大沢式アームの軸受も私の作ったピュアストレートアームや『0サイドフォース』アームと全く同じ2ポイントのベアリングレスアームです。
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そして同じターンテーブルに載っていたのは珍しい『LEAK』のトーンアームです。このアームがスタックスのUA-7などの2ポイントベアリングレスアームの原型になったアームなのだそうです(勉強になりました)。ネットで検索すると「アームが傾いていて下側が触っているから音が悪い」と書かれていて「触らない様に直したから音が良くなった」と書いてある記事をみましたが動作が分かっていないですね。
大沢さんとも「アームの軸受はこの方法が一番ですよね」と話をしました。
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大沢式アームの軸受部の構造です。針圧は頂点に取付けたネオジムの反発を使っています。下方に側圧をかけるサブウェイトがみえます。

アナログオーディオフェアに行ってきました。2

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前回の続きになります。
二階の大広間から出て最上の五階に上がると細かく部屋が分かれていて各メーカーの試聴室が作られていました。
二階の大広間ではヘッドフォン限定での試聴でしたが、こちらでは通常のスピーカーによる試聴をしていました。

アナログオーディオフェアに行ってきました。3

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前回の続きになります。
さて、今回はレコードプレーヤーではなく、気になった物が二機種ありました。

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その1つ目がDSオーディオの光電型カートリッジで、丁度2時からイベントが始まった時にブースに入りました。
注目を集めている製品の様で部屋一杯のお客さんで溢れていました。

元の技術は東芝だそうですが現代のLEDなどの部品を使って蘇らせたそうです。
音は高域がとても良く延びているので「デジタル技術が入っているのではないか?」とよく聞かれるそうですが、純粋なアナログ技術だそうです。

最初のレコードのタイトルは忘れましたが高音質のレコードの様で確かに説明の通り高域が鮮やかで、特に音の明度が高く、良く出来たデジタルアンプの様な音に聴こえます。
高音質なのは分かりましたが、私の何時も聴く空芯MCカートリッジとは異質の音です。
二枚目のレコードはビバルディの四季で通常盤(アーヨかな?)でしたが出だしのバイオリンの音は かなり厳しい音で、2枚目をかけ始めて1分程度でその場を離れました。
音としては面白いと思いましたし、もしかしたら高域の厳しさもカートリッジ自体の音では無いかもしれませんので、これから機会があれば注目して聴いてみたいカートリッジだと思いました。

さて、次に気になった物はこのブースの中にあります。
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まだ 
つづきます。

ピュアストレートアームのカーボン仕様

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現在私の製作したピュアストレートアームのパイプはステンレスを使用していますが
カーボンパイプを使用してみる案を採用してみました。
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デザインから見るとカーボン繊維の網目模様が精悍で最新設計のアームの様になりましたが音はどうでしょう?

カーボン・ピュアストレートアームの試聴

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前回の記事でカーボンパイプを使ったピュアストレートアームが出来上がりましたので
PL-31E改に組み込んで試聴をしてみました。
キャビのみ違いますが比較用に もう一台メインで使用しているPL-31E改を使ってカートリッジや置台、その他の物は全て同条件としました。
普段の比較ではメインもサブのPL-31E改もそれほどの差はありませんでしたので、今回比較した差はアームパイプの材質の差が大きいと思います。

結果はカーボンパイプは音のエッジが甘くなるようです。聴き易くはなる様ですがディテールが判りづらく、空間を飛び去る音の響きを目で追うには少々つらいところがあります。音のエッジが丸くなった分、音楽の気迫や勢いも丸く感じます。

この結果についてフィデリックス社の中川さんとも話をしましたが
やはり材質がカーボン繊維入り強化プラスチックである事がこの結果なのではないかと言う事で一致しました。

見た目はとても良いので音がステンパイプと引き分けならば
今回から採用したいと思っていましたが、そう簡単には行かないものです。
次はチタンパイプを試してみたいと思います。
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