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スピンドルシャフトの音質比較2

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皆さん、毎日猛暑が続いていますが体調など崩さない様にしてください。
イメージ 1

さて前回ビクター社のスピンドルシャフトをパイオニアのターンテーブルに使用できる様に旋盤で削りましたが、誤操作で少々の切削ミスがありました。(一番下のシャフト)
使用には全く問題がないのですが、自分の性分で気になりますので再度切削し直しました。(下から二番目のシャフト)
ここで気が付いたのですが、このスピンドルシャフトは時期によって製作方法に違いがある事です。
イメージ 2

左は先に削って失敗した方のシャフトですが右と比べると矢印の所に隙間があります。
今回削った右側にはこの隙間が見えない事から、左は別のテーパースリーブをシャフトに後から嵌め込んだ物で右側は一本のステンレスの棒からの削り出しだと分かります。
発売当初は太いステンレスの棒からシャフトを削り出していた様ですが、後に大量生産に向く様にテーパーのついたスリーブを嵌めて作ったと想像できます。
もちろん空間のできない一体削り出しの方が音に良いはずですが、コストを下げ生産効率を上げる為にこの様になったのではないかと思います。

発売当初の物の方が音が良い製品が多いとよく言われる事がありますが、あながち嘘ではないのかもしれません。
改良なら良いのですがコスト削減の為に初期の物より音質が落ちてしまうのは如何なものかと思います。

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