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最新鋭フォノイコライザー LEGGIEROの音

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年末に届いたフィデリックス社のフォノイコライザー『LEGGIERO』を数日かけて聴いてみましたので
試聴記事を載せてみました。

基本性能はオーバークォリティーなほど高いので、あえて説明の必要はないと思います。
私がもう20年近く愛用してきたプリアンプMCR-38のフォノイコライザー部をそのまま抜き出したものですが
当時の部品はすでに無くなっている物が多く、その点ではどの様な音が出でくるかは多少の不安はありました。
しかし、しばらく色々なレコードを聴いてみましたが 全くその心配は無用でした。

MCR-38を長い間 聴いていても流れる様にしなやかな優しさと3D映像を見ているかのような物凄い迫力の差の表現の大きさには今でも驚ろかされます。

ダイナミックレンジの大きな表現力はLEGGIEROに そのまま引き継がれていて弦楽器の滑らかな優しい繊細な表現から一変して、オーケストラの全奏時の重心の低い分厚い低域の表現や、ロックのバスドラの腰の強い迫力は感激ものです。
音色も癖が感じられず自然なところも色付けを排し入力側をそのまま出力するMCR-38と同じです。
この上流の音をそのまま出力する事こそが入力側が何が正しいかを見極める為に私には絶対に必要だった事なのです。

フィデリックス社の製品は基本的には左右供用しないモノラルで使う事がデフォルトですが
今回のLEGGIEROも底面のディップスイッチを切り替える事で電源から左右が完全に分離されたモノラル使いとなります。
この音を聴くと天才的アンプ設計者『中川 伸』の目指してきた音を感じてもらえるのではないかと思います。
キリッとした甘さのない音像と完全分離して、スピーカーの外側の空間一杯まで飛び散り広がる響きは目をつむると まさにその演奏会場にトリップした様に感じるのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/24137391.html

MCR-38プリと多くの面で同じものを持つ『LEGGIERO』、微妙な違いはもちろんありますが
間違いなくMCR-38のDNAを継承した素晴らしいフォノイコライザーである事は間違いはありません。

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