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シンクロナスモーターADPの理想電源

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皆さん、めっきり寒くなってきましたので体には気を付けてください。

私は最近は記事を書くのも疎かになるほど素晴らしいアナログレコードの音に魅了されてしまって
自宅に居ながらにして毎日コンサートに行っていて、音楽に のめり込んでしまっています。

特に前回の記事に書いたとおりパイオニアのプレーヤーを雪まるださんの持ってきた綺麗なサイン波の電源で回した時の音は私の探し求めて来た手回しプレーヤーの音そのものだったのです。

ここで門題の商用電源の歪んだ波形の事について何故そうなるのか電源のエキスパートであるフィデリックス社の中川さんに聞いてみました。
発電機で発電され送電されてきた商用電源は本来はサイン波なのですが家電に使用されている整流ダイオードは使う所がサイン波の山の頂上と谷の底のみなのだそうです。
なので多くの機器が繋がれた商用電源は山の頂上と谷の底の電圧が下がり綺麗なサイン波ではなく台形の様な形になってしまうのだそうです。
この様な歪んだ形のサイン波をそのままシンクロナスモーターに使えば綺麗な正円ではなく一部分がへこんだ形で回転しているのと同じになるのだそうです。

なので私がいくらプレーヤーをチューンしても手回しプレーヤーの音に近づきはすれ
けして手回しプレーヤーそのものと同じ音にはならなかったのです。

中川さんは「シンクロナスモーターをドライブする専用電源を作りたい」とかなり昔から言っていますが
今回も『フォノイコライザーのレジェーロ』が間もなく発売される為、この専用電源を作るのは
またも先送りになりました。
仕方がないので自分で商用電源をいったん直流に換え改めて綺麗なサイン波の交流を作りだす電源を探す事にしました。
候補の電源は雪まるださんの持ってきたPS audioとCSEの『アイソレーション電源』で当初は玉数も多く安価なCSEの電源をヤフオクで捜していました。プレーヤー専用ですので100Wもあれば十分です。
色々と入札していると、ふとPS audioの電源が出品されている事に気付きました。
それが これです。
イメージ 1

なんと容量は700VAもあります。使用するのは3Wですので豪華すぎますね。


一般に甘さのない鮮鋭な音にしていくと「きつくて疲れる」「しなやかさがなく硬い」という音になりがちです。
理想は鮮鋭なままで優しく滑らかな音を出す事ですが、これがなかなか難しい。
最上流のプレーヤーからして滑らかではなく、重心が高くきつい音なのですからその後の機器が高忠実になれば なるほどスピーカーから滑らかで優しい音が出てくるはずはありません。
なので大体の場合は音のきつさを誤魔化して甘い音に逃げてしまいがちなのです。

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