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CEC ST930レコードプレーヤーを聴いてみた

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ここ一週間CECのST930レコードプレーヤーで色々なレコードを聴いて遊んでいます。
聴いた感想としては使って大きな不満もなく『市販プレーヤー』としての前提条件をつければ、80点以上の合格点の音でしょう。十分に音楽を楽しく聴かせてくれていますので市販の物を無改造で使うならば お薦めのプレーヤーの一つである事は間違いありません。

さて、極めて厳格に聴けば、気になる点が幾つかあります。
比較方法は私が何時も話している『手回しのプレーヤー』の音です。
この比較法は『モーター』か『手回し』かの違いだけで、他の変化要素はありませんので、厳格に回転のみの差である事が御理解いただけると思います。
https://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/25406189.html
まず手回しとの音の差を聴いてみるとST930の音がかなり明るく硬質で、にぎやかなのが分かります。音のエッヂに強調感がありレコードによっては煩く感じるものもあり、もっと落着いた音にしたいところです。
音楽の表現の力が強いところが前に出てしまい、優しさの再現性に弱いところがあり、具体的な表現としては音楽の『愛らしさ』が出ずらいという事です。

この様にネガティブな評価ばかりを並べてしまい申し訳ないのですが、『手回しプレーヤーの音』はどの様な回転の音が理想であるかの答えですので、その音と比較した結果ではほぼ全てのプレーヤーも同じ様な評価で致し方なしというところでしょう。
基本構造はシッカリと押さえてあり、このプレーヤーの音の延長線上に私のPL-31E改がある事は間違いありませんので、改造ベースとしても好いプレーヤーなのではないかと思います。

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