これに使われた元のカートリッジは何でしょうか?
何年か前にカートリッジの樹脂ボディを容は殆ど変えないで金属製に替えた事による音の違いについて調べていた時がありました。
最初はDL-103を金属ボディに作り替えてみたのですが、予想以上の好結果で、次は空芯カートリッジを金属ボディにしてみようと思って作ったものです。
しかし、樹脂を剥がしスケルトンにした本体にこの金属ボディを被せる方法をとった為、はめ込む時にミスをしてカンチレバーを折ってしまったのです。
最初はDL-103を金属ボディに作り替えてみたのですが、予想以上の好結果で、次は空芯カートリッジを金属ボディにしてみようと思って作ったものです。
しかし、樹脂を剥がしスケルトンにした本体にこの金属ボディを被せる方法をとった為、はめ込む時にミスをしてカンチレバーを折ってしまったのです。
それからは やる気が無くなって放置状態で数年が経ってしまいました。
この完成したボディは常に机の上にありましたので、目に留まる度に何時かはまた挑戦してみようと思っていたのです。
失敗した事も自分の糧となり無駄ではありませんし、あれから色々な経験をして幾らか腕も上達したのか、今回は上手くボディに嵌めこむ事ができました。
この完成したボディは常に机の上にありましたので、目に留まる度に何時かはまた挑戦してみようと思っていたのです。
失敗した事も自分の糧となり無駄ではありませんし、あれから色々な経験をして幾らか腕も上達したのか、今回は上手くボディに嵌めこむ事ができました。
使われたカートリッジはこれです。DENONのDL-305です。
ボロンの中空カンチレバーに極小チップを埋め込んであり、これが技術的に凄い事なのです。 通常のカートリッジはソリッドボロンカンチレバーというとタングステンの芯にボロンを蒸着させて作りますが、鉄の2倍もの質量のタングステンが芯ですので、思ったよりもカンチレバーは軽くはなく、また硬く脆いボロンに穴を開ける事は困難で、そのままチップを接着剤で貼り付けるか、フォークの先の様に二股にしてチップを挟み接着剤で固める方法をとっている物が殆どなのです。
その結果、DL-305では中空パイプの軽い質量の振動系になった事で針圧1.2gでの安定したトレースが実現しています。
残念なのはボディが樹脂なので、音への悪影響は明らかです。
最上級機のDL-1000のボディが金属で作られている事からも、製作者にはこの事についての認識があったのではないかと思います。
ですので、これを金属ボディ化すればDL-1000に似た音になる事は容易に想像ができるのです。
ネームプレートもボディを彫込んで付けてみました。全く同じサイズに作りましたので、純正のスタイラスガードもそのまま使えます。
ボロンの中空カンチレバーに極小チップを埋め込んであり、これが技術的に凄い事なのです。 通常のカートリッジはソリッドボロンカンチレバーというとタングステンの芯にボロンを蒸着させて作りますが、鉄の2倍もの質量のタングステンが芯ですので、思ったよりもカンチレバーは軽くはなく、また硬く脆いボロンに穴を開ける事は困難で、そのままチップを接着剤で貼り付けるか、フォークの先の様に二股にしてチップを挟み接着剤で固める方法をとっている物が殆どなのです。
その結果、DL-305では中空パイプの軽い質量の振動系になった事で針圧1.2gでの安定したトレースが実現しています。
残念なのはボディが樹脂なので、音への悪影響は明らかです。
最上級機のDL-1000のボディが金属で作られている事からも、製作者にはこの事についての認識があったのではないかと思います。
ですので、これを金属ボディ化すればDL-1000に似た音になる事は容易に想像ができるのです。
ネームプレートもボディを彫込んで付けてみました。全く同じサイズに作りましたので、純正のスタイラスガードもそのまま使えます。