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Channel: 趣味のオーディオの行着いた先
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聴いて なんぼ

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あたりまえですがオーディオは、音楽を聴いて楽しむ道具です。

この世にオーディオ機器やその関連商品は星の数ほど沢山ありますが、技術的に裏付けられて作られた真面目な物から 何の根拠もない怪しい物まであります。

販売する時にこの製品は「この様な画期的な技術や、この様な理屈や、他の物より特性が良いから音が良い」などと売り口上は言ってはいますが、はたして音は聴いて作っているのでしょうか?

私の場合はまず聴いて、その音が良ければ『何故良い音なのか?』の理屈を後で考える事にしています。
その様にすれば、たとえその理屈が間違っていたとしても『良い音』はそのまま事実として残り、間違うことはありません。理屈など後付けでよいのです。特性も良い事に越した事はないのですが、まず『聴いてよい音に聴こえるか?』です。

しかし、私の好きな『アナログプレーヤーのメカニズム』に限ってみても存在する製品は理屈先行の物が多い事にはガッカリします。

物量投入された巨大なターンテーブルのプレーヤーや、特性の良いDDプレーヤーが何故見た目は普通のリンソンデックのLP-12に音では勝てないのか?その事実はそこに存在し、その理由は後付けで考えてみる事です。
また、「スピンドルシャフトは太い方がターンテーブルが確りするから音が良いはずだ!」という当り前の様に言われてきた理屈ですが、でも、実際聴いてみると細いスピンドルシャフトの方が音は圧倒的に良いという事実があるのです。まるで正反対の結果ですよね。
今回のピュアストレートアームにしても「アームはトラッキングエラーを最小にできるオフセットのついたアームであるべきだ!」という既成概念を覆すほど音が良いのは何故なんでしょう?

まずは『聴いて なんぼ』、『何故音が良いか?』の理屈は先行ではなく後付けで十分です。

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