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Channel: 趣味のオーディオの行着いた先
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オフ会がありました。

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桜も満開をすぎてそろそろ散り始める頃になってきました。
これからは新緑の季節がやってきます。

定点観測のようにaudiofanさんが毎回埼玉から足を運んでくれています。
昨日は『audiofanさんが徹底して改造したSDTrans384』と私が最近手に入れた 『ほぼオリジナルのSDTrans384』を聴き比べてみようという事で雪まるださんも参加して頂き、久々に我家でのオフ会がありました。基準としてプロピリウスの『ジャズ・アット・ポーンショップ』のオリジナルレコードの再生音、他の比較機器に私の改造した『QA550SDカードプレーヤー』です。

audiofanさんが改造したSDTransは各部に使用されている電源部が全て分けて作られています。オリジナルSDT384より低音が力強くシッカリしていてこれが電源に手を加えた効果が一番よく音に表れていました。また解像度も高くなっている事が聴き取れます。
音色的には優しいのですが私が聴くには甘口の音で、このへんはオリジナルSDTとはあまり変わっていないと感じました。比したQA550改はもっと辛口ですので私にはQA550のキリッ!とした音が好みですが、レコードの音に比べれば少し硬質なのが気になります。これは両機器がまだまだ不完全で『聴く人がどこを重視して聴いているか』によって判断が分かれるのではないかと思います。

しかし、基準に使ったアナログの音はSDT384やQA550のデジタルの音と比して多くの人が迷わず『レコードの音』を選ぶほどデジタルとの差がハッキリとしています。
自然さや音の立上りが鋭角的で全く甘さが無いのに滑らかで優しい音です。
クラリネットの管を息がぶ厚く膨らみながら吹き抜ける感じや、唇から「パ、パ、パ、パ、パッ」と息を吹き込む感じ、奏者が素早く指板を抑える事による弁の開閉の「パタ、パタ」した楽器のドライブ感の表現はアナログレコードがかなり優位でデジタルではまだ物足りない事がわかります。

SDT384を単独で聴いている分にはそれほど気にはならない十分に良い音ですが、
やはりアナログと同等の音が欲しい所ではあります。

この後、雪まるださんがハイレゾで生録したジャズをSDT384で聴かせてもらいましたが、何も加工のない音は鮮度が高く生々しい音でやはりハイレゾ再生用のトランスポートとしてSDT384の価値は高い物だと思いました。

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